意外と知らない「おかきさげ」の要点を超シンプルに解説

こんにちは、ダメダメようぼくのひさまつです。

おかきさげにどんなことが書かれているか知ってますか?
あまりなじみがないんじゃないかなぁ。

おかきさげには天理教の信仰生活の基本が示されており、信仰者としては確実に抑えておきたい内容です。とはいえ、一度おかきさげの文章をみたらわかる。

とっつきにくい!!!

長文だし、昔の言葉だし。

そこで今回はおかきさげの内容について細かい部分はおいといて、全体の流れをサクッと解説していきます。
おかきさげの要点がわかるよ。ぜひ読んでみてください。

 

そもそも、なぜ「おかきさげ」は大切なの??

おかきさげをいただく場面を考えてみたら、おかきさげが天理教の信仰生活における基本だということがわかります。

おかきさげはおさづけの理を拝戴したあとに貰えます。このタイミングで渡されるわけですから、当然そこには意味があります。

天理本通で売られているキレイな入れ物に入れて、大事にとっておくだけではダメです。

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おさづけの理を拝戴し、ようぼくとなったそのときにいただくわけですから、そこにはようぼくとして生きていく上での心構えが書かれているわけです。

信仰生活の基本!「おかきさげ」がとっても大切な理由

 

おかきさげの内容

「おかきさげ」は「おさしづ」がベースになっているので、けっこう読みにくいですよね。でも大きな流れを追っていけば、そんなに難しい内容ではありません。

ここでは内容がわかりやすいように4つの段落に分けてみたので、一つひとつ見ていきましょう。

第1段落「序文」

さあ/\だん/\の席返す/\の席をして、さあ一日の日というは生涯の心一つの理を以って一つ席とす。席に順序一つの理は、よく聞き分け。席に順序一つの理は、生涯の理を諭す。生涯の理を諭すには、よく聞き分け。難しい事は一つも言わん。どうせこうせこれは言わん、これは言えん。言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。

ここは序文のような感じです。
さらっといきましょう。

「生涯の理を諭す」とあります。ようぼくとして生涯大切に守るべきことを伝える、と前置きされているわけですね。学校の先生がよくやる「はーい、今から言うこと大事やでー、テスト出すでなー」の感じですね。

 

第2段落「かしもの・かりもの」

それ人間という身の内というは、神のかしもの・かりもの、心一つが我がの理。心の理というは、日々という常という、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理、どんな理でも日々に皆受け取る。受け取る中に、ただ一つ自由という一つの理。自由という理は何処にあるとは思うなよ。ただめん/\精神一つの理にある。

ここではおかきさげのメインテーマその1が諭されています。
「かしもの・かりもの」の教理ですね。

天理教では「からだは神様からのかりもので心だけが自分のもの。日々の心づかいを神様が受け取ってそれに応じて神様がお働きくだされる。」と教えられています。

ここでは「心通りの守護」がこの世のルールであると諭されているわけです。

ルールを確認したところで、次の第3段落では「攻略法」が諭されます。
なんかゲームみたいですが。

 

第3段落「誠」

日々という常という、日々常に誠一つという。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き分け。又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦まじいという一つの理が治まるという。それ世界成程という、成程の者成程の人というは、常に誠一つの理で自由という。よく聞き取れ。又一つ、これまで運ぶという、尽すという。運ぶ尽す中に、互い扶け合いという。互い扶け合いというは、これは諭す理。人を救ける心は真の誠一つの理で、救ける理が救かるという。よく聞き取れ。
又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は、内々事情の理、めん/\事情の理に治め。

おかきさげのメインテーマその2、最重要パートです。
ここでは「誠の心」が諭されています。

第2段落で見たように「心通りの守護」がこの世のルールです。だからこそ「誠の心」で日々を送ることが大切であると言われています。「誠一つが天の理」とあるように、誠の心づかいが天に届くということですね。

誠の心についてはこちらの記事もご覧ください。

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第4段落「日々には家業第一、孝心の道」

又一つ、第一の理を諭そう。第一には、所々に手本雛型。諭す事情の理の台には、日々という、日々には家業という、これが第一。又一つ、内々互い/\孝心の道、これが第一。二つ一つが天の理と諭し置こう。さあ、これより先永く変わらん事情に。

この部分は30歳未満の方だけに渡される文章です。

おもな内容は2点です。
・家業第一 ⇒ おしごとがんばろう
・内々互い/\孝心の道 ⇒ おうちのことがんばろう

第3段落からのつづきで諭されています。
ただ「仕事をがんばる」「おうちのことがんばる」というだけではありません。どちらも「誠」の心をもってがんばろうということですね。
日々を過ごしていくにあたって、誠の心づかいをもって過ごしていくことを求められているわけです。

ぼくみたいに朝まで飲んで仕事に支障をきたしたり、家事のことは妻に任せっきりのようなタイプの人間はようぼく失格というわけですね。

 

 

 

・・・( `・ω・)ノ

 

まとめ

こうして見てくると、おかきさげのメインテーマは「かしもの・かりもの」と「誠」の2つであることがわかります。

ようぼくとなったときに渡される文章に書いてあるわけですから、ようぼくはこの2点をしっかりと心に納めて通ることが大切ですね。天理教の信仰の要です。

こんなことを書いていながら自分でまったくできておりません。
もはや耳が痛いを通り越しております。

これを読んだ妻がニヤニヤしてこっちを見てくる顔が目に浮かびます。
・・・今にみておれ。(๑ÒωÓ๑)

おわり。